2021-12-01

CCS SENSORと新機能「発熱予測」、BabyTech® Award Japan 2021健康管理部門で優秀賞を受賞

株式会社Queue(本社:東京都渋谷区、代表:柴田直人、以下「当社」)は、当社が開発に関与した「CCS SENSOR」と(シーシーエス・センサー、以下「センサー」)と、センサーの新機能「発熱予測」が「BabyTech® Award Japan 2021」の健康管理部門 優秀賞を受賞したことをお知らせします。

「BabyTech® Award Japan 2021」によると、2020年に「2021年はベビーテック元年である」と報道されました。毎日新聞は2021年8月にベビーテックを特集しており、"BabyTech" が初めて紹介されたのは2016年のCESであるといいます。世界のベビー用品の市場規模は2025年までに167億8000万米ドルに達するとの予測もあります。

日本の現役世代の人々には、乳幼児や子どもたちを育みながら、同時に、高齢世代のサポートが求められており、負荷がかかりすぎています。超高齢化社会にある日本は、2014年の時点で日本は65歳以上の方ひとりを20歳から64歳の方2.2人が支えています。

"BabyTech" の導入は現役世代の負担軽減にもつながります。また、社会的に弱い存在である乳幼児や子どもをサポートできる技術は、歳を重ねてさまざまなことがままならなくなり周囲からの助けを必要とする高齢者にも利活用できる可能性があると言えるかもしれません。



◼︎ 「BabyTech® Award Japan 2021」とは

IoT・ICT技術で育児をより安全安心、効率化をもたらす商品・サービスであるベビーテック関連商品を表彰するコンテストです。株式会社パパスマイルが2019年、国内流通のベビーテック商品やサービスを表彰する日本初のイベントを開催、今回で3回目となります。


◼︎ CCS SENSOR、発熱予測機能とは

CCS SENSORは、保育園のお昼寝時に0歳~2歳の園児のおむつに装着して体の向きを計測・記録し、うつぶせ寝などを警告する午睡センサーです。株式会社CHaiLD/株式会社global bridge HOLDINGSにより、保育支援システムとして2020年に開発されました。

2021年5月、新機能「発熱予測」を発表。これは、センサーが体の向きと同時に計測している皮膚温度の推移と、園児の病欠記録の解析を行い、異常な推移が検知された場合は翌日の体調不良の可能性(※)をアラートで知らせるものです。このアラートによって、保育士は園児の様子などと合わせて保護者に伝えたり、その後のケアに生かしたりすることができるだけでなく、保護者は家庭での過ごし方への配慮や事前の心構えや準備ができます。
(※)「発熱予測」アラートの精度は92%。


◼︎ 受賞について

新機能「発熱予測」の、データを踏まえて子供と保護者をサポートする点を高く評価いただき、今回の受賞に至っております。

審査員の声

  • 以前、東京都で認めていなかった保育現場での午睡センサーの記録に関しても機能向上によりICTツールを利用している自社含む保育施設の環境で役に立つ事が出来ているとエビデンスから実証している。また発熱の予測にサポート出来る機能の考案は素晴らしいと考える。更に機能向上を期待して行くことにより保育現場での広がりを期待したい。
  • 午睡の見守りだけでなく、データを活かした、発熱予測につなげたところは先進的だと思います。より早期に体調ケアができたり、家族も予定を調整するための時間的な猶予ができたりするメリットは大きい。アラートをより精度高く、どんな健康変化の予兆なのかを判別できるようになると医療との連携もスムーズになりそうです。

◼︎ CCS SENSOR製品概要

電源:リチウムポリマー電池(DC3.7V 380mAh)
寸法:長さ50mm×幅50mm×厚さ21mm
電源入力(充電): DC 5V
※体に接触する部分の組成
筐体:ABS樹脂
測温部:ステンレス鋼