2020-07-16

アフリカのスタートアップコミュニティTechpoint Africaとパートナーシップを締結しました

株式会社Queue(本社:東京都渋谷区、代表:柴田直人)は、当社の運営する海外スタートアップ情報データベース SUNRYSE. (サンライズ)において、Techpoint Africa とのパートナーシップ締結に合意いたしました。

◼︎ 提携の背景

SUNRYSE. では世界各地の、現地の現状や課題に前向きに取り組むスタートアップコミュニティとの連携を目指しています。

2020年上半期には合計15もの海外コミュニティとの連携を完了。スタートアップ事例データベース SUNRYSE. でお伝えする情報の粒度を細かく、正しくお届けできる体制を整えています。

今回の提携は、SUNRYSE. 史上初、アフリカ大陸のスタートアップコミュニティとの提携です。2020年下半期も引き続き、海外へのスムーズな渡航が叶わない状況が続く見込みですが、今回の提携を通じて、SUNRYSE. ユーザーの皆様へアフリカ大陸の最新ビジネス情報をお伝えします。

アフリカ大陸では現在人口が急増しており、2050年には世界の4人に1人がアフリカ大陸に住むと試算され、若年層の割合は約60%を占めると言います。対して現在の日本は2004年から人口減少が続いています。すでに人口の20%が高齢者である超高齢化社会を迎えており、2060年には人口の約40%もの割合で高齢者が占める見込みです。

日本企業は、人口が減り続け、高齢者が増え続ける日本での新しい事業の開発、そして人口が急増するアフリカ大陸でのビジネス拡大を急ぐ必要があるでしょう。

SUNRYSE. と Techpoint Africa は、日本とアフリカのイノベーションに寄与することのできるパートナーシップ関係を推進します。

◼︎ Techpoint Africaについて

Techpoint Africa は、メディア、データ、イベント、テックに特化したプラットフォームを通じて、アフリカで最高のイノベーションを拡大していくためのプラットフォームです。

2015年に設立された Techpoint Africa は、アフリカのテック、スタートアップ、ビジネスエコシステム全体で最も注目されるブランドの1つに成長しました。

◼︎ Muyiwa Matuluko / As Editor-in-Chief よりコメント

"Since inception, Techpoint Africa has been primarily focused on taking African technology and innovation mainstream. That is why we are happy to partner with SUNRYSE to deliver our content to a Japanese audience. We believe this will help Japanese investors & companies, interested in the African startup space, gain valuable and actionable insights, and there is no better partner to make this happen than SUNRYSE."

(Techpoint Africa は設立以来、アフリカのテクノロジーとイノベーションを主流へと導くことに主眼を置いてきました。そのため SUNRYSE. と提携し、日本の皆様にコンテンツをお届けできることを嬉しく思っています。これにより、アフリカのスタートアップに興味を持つ日本の投資家や企業が、貴重で実用的なインサイトを得ることができるようになると信じています。)

◼︎ Techpoint Africaによるインサイト3例

COVID-19と政府の動向、パンデミックとフィンテック、そして女性の技術分野における活躍について、合計3例のインサイトをお伝えします。

1.​パンデミックで生まれた、アフリカ政府のインターネット検閲の口実
「ニジェール共和国では、ツイッターやフェイスブックでニュースを発信しているジャーナリストの Kaka Touda Mamane Goni 氏が、COVID-19の患者に関する情報を公開したとして当局に逮捕された。」

「携帯電話の追跡を採用しているもう一つの国である南アフリカは、COVID-19に関する誤情報の拡散を犯罪として扱う法律を導入しており、罰金に加えて、6ヶ月の実刑判決になる可能性がある。」
https://www.sunryse.co/posts/pandemic-african-censor-internet

2. パンデミックがナイジェリアの銀行とフィンテックに与えた影響
「ナイジェリアでは、2020年第1四半期のフィンテック投資は2019年第1四半期の4倍となり、やや快調と見える。ナイジェリアは2月下旬に最初のコロナウイルスの症例を記録したが、このセクターもまたパンデミックの影響を受けているようだ。

PwCは、2011年から2018年の期間におけるナイジェリアでのフィンテックの資金調達額は、2億400万ドルあったとしている。2018年だけでもフィンテック企業は1億340万ドルを確保しており、この期間のスタートアップの資金調達総額の約58%を占めていた。

PwCによると、決済、貯蓄/投資、保険領域のフィンテック企業がCOVID-19の影響を最も受けるという。ナイジェリアのほとんどの企業が決済やデジタルレンディングの分野で事業を展開していることを考えると、これらの分野が最も脆弱になるだろうとPwCは予想している。」
​https://www.sunryse.co/posts/pandemic-banking-fintechs-nigeria

3.女性のテクノロジーへの興味関心を高める方法は確かに存在する。しかし、長い道のりでもある

「ITソリューション企業である “Future Software Resources Limited” の創業者兼CEOであるNkemdilim Begho 氏も同様の意見を持つ。

『変化は家庭から始まり、学校や課外活動で推進されます。そしてこれは、すでに起きている変化でもあります』
Obi氏は、女の子のテクノロジーへの興味のなさは、それが難しいものとして提示されてきたこと、そして彼女たちには不向きなものとして提示されてきたことと切り離せないと指摘している。彼女はそれを『ブランディング問題』と呼んでいる。」
https://www.sunryse.co/posts/women-interest-tech-space

◼︎ 本リリースに関するお問い合わせ先

担当:古川絵理
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