2020-02-03

新型コロナウイルスの感染の拡大に伴う、チームのパフォーマンス可視化ツール「Remonade」無償提供のお知らせ

株式会社Queue (本社:東京都渋谷区、代表:柴田直人、以下「当社」)は、​新型コロナウイルスの感染の拡大に伴い、事態の収束の見込みが得られるまでの期間、パフォーマンス可視化ツールRemonade(レモネード)の全ご利用者様の無料期間を延長し、実質無償でサービスを提供いたします。https://remonade.io

無償提供の期間の終了時期は現時点では決定しておらず、新型コロナウイルスの感染状況の報道等に合わせ、ご利用各社様とコミュニケーションを取り決定させていただく予定です。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、出社制限や出社禁止等の対応がなされているとの報道がありますが、まだまだ一部企業にとどまっている状況と推察しております。Remonadeは、テレワーク・在宅ワークのチームをサポートするためのツールであり、Remonade運営チームといたしましては、感染拡大への対策、ならびにテレワーク・在宅ワークを導入した企業の社員の皆様が安心してパフォーマンスを発揮できるよう少しでも貢献できればとの思いから、本決定に至りました。

以下では、本決定に至った経緯をより理解していただくため、Remonadeのサービスが開発されるに至った背景とこれからの展望を説明させていただきます。

■Remonadeとは?

Remonade(https://remonade.io)は、チームの業務パフォーマンスをリアルタイムに可視化するツールです。その日の仕事の情報と進捗を Remonadeのワークスペース上に集約し、可視化するため、働いている場所に関係なくチームのパフォーマンスをビジュアルに把握することができます。そのため、テレワーク・在宅ワークを採用しているチームにとって特に有用ですが、リモートワーク専用というわけではなく、オフィスワークでも有効にご活用いただけます。
Remonade (レモネード) というサービス名は 「Remote」(リモート) と「aid」(助ける) という2つの言葉から名付けました。

■Remonadeが誕生した背景

<リモートワークネイティブな会社で発見した、リモートワークの課題>
Remonadeを開発・運営する株式会社Queueは、創業当初より自然な流れとしてリモートワークを積極的に導入してきました。現在では8ヶ国にメンバーが点在している、リモートワークネイティブな会社です。そんな私たちでも、リモートワークには課題を感じていました。

テキストの連絡にはSlackという素晴らしいサービスがあります。ミーティングには Whereby や Zoom を使えば何の問題もなくコミュニケーションが取れます。管理の面では、中長期のタスク管理にはJIRAやGithubを使い、打刻管理もオンラインでできます。

しかし、どうしても既存ツールでは埋められない問題がありました。それは、毎日のその日のタスクやパフォーマンスの可視化です。
「今日ってどんな予定だっけ?」「このあとあれやっておきますね」など、なんてことない会話で捕捉されている情報が抜け落ちてしまうことに気がつきました。
Slackなどのチャットツールを用いて、分報を運用したこともありましたが、これではメンバーの負担も大きい上にデータとして残りません。
Remonadeは、これらを可視化するためのツールです。

<リモートワーク専用ツールではなく、「埋もれていたデータを可視化するツール」>
毎朝、稼働を始めるときに毎日のタスクや気分を入力し、達成を入力していくことで毎日のタスクとパフォーマンスをデータとしてビジュアライズします。

タスク管理である「Today」機能は毎日更新されるため、中長期のタスク管理ツールのように管理がめんどくさくなってしまわないよう設計されています。いわば、デスクのメモに書く感覚で、タスクを記していきます。これらのデータは、自動的に集計・グラフ化されます。
Remonadeは、日々のパフォーマンスをデータ化し、これまで埋もれていたデータを可視化するツールです。決して、「リモートワーク専用ツール」ではありません。


■ワークスタイルの新しい可能性を一緒に模索していきたい。

日本は今、働き方改革に動いています。残業時間の見直しや、雇用形態の見直しなどの制度の整備が進んでいますが、「働く人のためのツール」がまだまだ足りていません。トップダウンの制度改革だけでは、「働かせ方改革」にとどまってしまいます。私たちは、ボトムアップで会社や社会にはたらきかけるための手段が必要だと考えています。

2020年2月3日 現在、Remonadeはライトプランのみを提供しており、上位機能に関してはまだ模索段階にあります。私たちは、「Remonadeは可視化ツールであって、監視ツールではない。そうあってはいけない。」と考え、機能を模索しています。労務管理においては、仕事とプライベートはきちんと分けられるべきであり、労働者は労働時間によって管理されるべきとされています。このため、Remonade が最大限活用されるためには、人事評価や労務管理の方法とのすり合わせが必要です。

一方で、データは人の認識を変え、ツールは人の行動を変えます。Remonadeの向かう方向次第では、働き方や仕事に対する一つの考え方を形成することもできると考えています。「50年後・100年後のワークスタイルがどうなっていくべきなのか、そのために今何をすべきなのか、そのためにどんなツールが必要なのか」、是非ユーザーの皆様と積極的な議論を交わし、働き方の新しい可能性を一緒に模索していきたいと考えています。私たちはスタートアップであり、Remonadeは進化し続けるツールです。

Remonadeが目指すのは、誰もが自分のワークスタイルを実現できる世界です。この「ワークスタイル」は、単に働き方をさすのではありません。「ライフスタイル」と同じだけの重みを持つ「ワークスタイル」です。ライフとワークが対立構造にあるのではなく、互いが支え合う構造としての「スタイル」です。そして、多様なワークスタイルの実現こそが、日本が直面している課題への一つのアンサーになると信じています。

最後に、「レモネード」というサービス名に決まったきっかけのひとつである、英語のことわざを紹介して結びとさせていただきたいと思います。

When life gives you lemons, make lemonade.

■ 本リリースに関するお問い合わせ先

担当: 松崎
連絡先: info@queue-inc.com
電話番号: 03-6407-9982